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●「微生物が生分解させる」と言われてる製品 |
微生物が生分解する速度よりも「油」「汚水」の排出量のが遥かに速いので「微生物製品」は、ほとんど意味を持ちません。 |
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●「石っけん成分に変える」と言われてる製品 |
「石けん成分」に変えると言う製品が販売されています。何となく環境にやさしいイメージですが、実は「石けん成分に変えて」はダメなのです。厨房から日常的に出るアルカリ洗剤と反応し、排水管・下水道の中で「鹸化」して詰まります。この現象を「二次石鹸」と呼びます。 |
インターネットで「安いから」と言う理由だけで、使ってしまってる方が多いと思います。しかし、誰もが知る超有名化学品・日用品メーカーが、このような製品、洗浄法を推奨しているでしょうか? 答えは「NO」です。なぜなら、この「現象」を当然、知っているからです。結局、排水管・下水道が詰まった場合、洗浄代金を支払って回復させなきゃいけないのは、それを使用した店舗・ユーザー側ですので逆に高くつきます。 |
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「合成界面活性剤」を大量添加 |
「浄化機器・ばっ気装置」を設置 |
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(こちらは上述”石けん成分に変える”と言われている製品) |
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上記のどちらも「使用禁止」です。なぜならグリストラップ本来の役割・意味がなくなってしまうからです。
事業者は「雑排物・油」は下水道に流れる前に「経路内から物理的に除去(清掃)」しなければならないのです。 |
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大型商業施設のレストラン街では「昼食」「夕食」の時間帯に集中して排水量が増えます。下水道があふれてしまう為、一旦、ビルピット(雑排水槽)にためて定量的にポンプで下水道に配水します。 |
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本来はビルピット内の雑排水は「油・雑排水」がすでに除去されていなければなりません。しかし店舗側のグリストラップから流してしまうと、そのままビルピットが「巨大なグリストラップ」になり事態がより深刻になるだけです。 |
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ほとんどのケースは地下駐車場近辺にビルピットがあるので「硫化水素」の悪臭が駐車場で充満し「ゴキブリ・ハエ。ねずみ等」の害虫がビル内部で増えてきます。また大規模な配管閉塞が発生した場合、ビルの「オーナー・管理会社側」が排水管にファイバー・スコープで「配管が詰まった部分を調査・特定」して高圧洗浄代金を店舗側に請求する場合もあります。 |
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「硫化水素」を発するのは主に「有機物腐敗汚泥(スカム)」です。グリストアタック (Greast Attack) はスカムと
混ざると、瞬間的に「硫化水素」を分解しますので、ほぼ無臭の固形物として物理的に清掃処理しやすくします。
「油脂」をグリストラップより先の「排水管・下水道管」に流してしまい、さらに洗剤等の「アルカリ成分」と反応すると、
まず半練り状に「けん化(石鹸化)」して来ます。これが「固化」すると「配管・下水道管の詰まり」を引き起こします。
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開店前に大至急「高圧洗浄」 |
「排水」が一切出来なくなるので、まずは高圧洗浄業者を探すところからのスタートです。「費用」は、まず店舗が「何階なのか?」が大きく変わって来るポイントです。もちろん距離が長ければ長い程「高額」となります。 |
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問題は「費用」よりも「作業時間」です。お客様のご予約が入っていた場合、時間に間に合わなくなり予定していた「売上げ」が、逆に「配管洗浄代」を支払う事になるかも知れません。
配管詰まりは「予告なく」やって来ます。しかも「何度でも」やって来ます。「油」はグリストラップの先に流さずに必ずグリストラップで留めて、定期的に除去清掃しましょう。 |
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「知らなかった」では済まされない・・・ |
「下水道復旧費」延長200mmで「250万円」!「原因者」に請求!! |
公共の下水道管を油で詰まらせた場合、清掃には直径20cmの場合で 1mあたり1万円以上かかります。さらに「汚泥処理費」や「交通誘導員費」は、別途発生します。
下水道管を詰まらせた原因者は「復旧を要した費用」を全て負担する事と法令で規定されており、これは毎年、至る所で発生しておりますので十分に気をつけたいところです。 |
また、下水道内は箇所によっては「致死量を超える高濃度の硫化水素ガス」が充満してますので、洗浄作業は、まさに「決死の作業」です。下水道管の損壊で道路が陥没し、車が落下し尊い命が失われた事故もありました。「洗浄作業員の方の命」「店舗で働く店員の健康問題」。グリストラップ(油・汚泥)への「管理意識」は本当に重大な問題です。 |
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まず、大体のグリストラップの「縦×横」(cm)の平面寸法を測って下さい。目安として平方(cm2)に対して5%〜10%のグリストアタックをバケツに添加し、お湯で溶かして「洗浄液」を作り少しずつ投入します。 |
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使用例(目安):90cm × 40cm = 3600 × 5% = 180g |
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付属スプーン1杯で「約50g」ですので、この場合は約4杯(200g)です。
初めてグリストアタックをご使用になる場合、グリストラップの汚れ具合に応じて添加量を増やして下さい。維持・管理の状態に入ったら、ここまで多くは必要ありません。 |
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グリストラップ内の状態が悪かったのでグリストアタック5%
ずつ計3回に分けて 15%の水溶液をバケツにお湯で投入 |
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悪臭(硫化水素)が消え、スカム・油は浮上+分解。スポンジ状に固化した泡が水面に浮遊。油こしのような器具ですくい取る |
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グリストラップ(上流)で除去すれば
ビルピット(下流)もスッキリ無臭! |
大型商業施設の飲食店フロアのグリストラップ。つまり「上流」で物理的に除去をしてしまえば「下流」であるビルピットもすっきりキレイに維持出来ます。
硫化水素(悪臭)もなくなるので、害虫(ゴキブリ・ハエ等)、ネズミの出現も低減するでしょう。それよりも硫酸が雑排水槽の「コンクリート・鉄筋」を腐食させて行きますので、突然、お客様が車とともに地面から崩落するかもしれません。実際にビルピットの天井部にライトをあてて状態を確認してみて下さい。
すでに表面がボロボロと滑落しているところもございます。古いビルにありがちですが、およそ十センチ以上のレベルでコンクリートが減っているビルもあります。 |
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毎日、シンクから流すだけでグリストラップの消臭が行われ「店内の悪臭」もなくなります! |
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下水道クライシス 道路陥没引き起こす下水道管の劣化 都市部で深刻
全国データを分析 | NHK | WEB特集 | 埼玉県
(画像をクリック) |
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NHKでも下水道から発せられる「硫化水素」→「硫酸」が「コンクリート・鉄筋」を急激に腐食させる社会問題を特集しておりました。この問題の原因は下水道に流してしまう「油・汚泥(スカム)」です。特に都市部で下水道の劣化が顕著で、想定よりも遥かに速く「損壊」しております。
配管が詰まるだけなら洗浄で回復出来ますが、それにより人命が失われる「社会問題」になるとこれは深刻です。食品工場、スーパー、飲食店等の事業所は1日に大量の雑排水が出てきますが、含まれる「油脂」や「汚泥」は必ず定期的に取り除いて(除去)下水道に流してはいけません。
皆様の行動次第で街のインフラの老朽化の速度を遅らせられます。どこの自治体も下水道の修繕費用が不足しておりますので、このままのペースで老朽化して行くと、各所で道路の崩落事故が相次いで発生するでしょう。(専門家によると特に交通量の多い都市部が危険との事です)
もし、そのタイミングで事故に巻き込まれ、ご自身、ご家族、従業員の方、近所に住む方、大切な人の命が突然失われる可能性もあります。
事業を営む上で、公共物に対しては正しい方法で扱い、倫理観の高い行動を何卒お願いいたします。
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