CALFA NSS SYSTEM (カルファ・エヌエスエス・システム)
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常の循環式温浴施設の場合、浴槽から冷めたお湯は「ヘアーキャッチャー(集毛器)」→「ろ過器」→「熱交換器」へと流れます。

左の図の様に「シェル&チューブ型熱交換器」の場合ボイラーで温められた高温のお湯が熱源となり
熱交換器内で循環されている「ぬるいお湯」の外側を流れ再加熱され、再び浴槽へ設定された快適な温度のお湯となり循環を繰り返します。
かし、熱交換器の配管内にバクテリア・バイオフィルムが付着すると、熱源から伝わる熱伝動が悪くなり、浴槽から来る 「ぬるいお湯」は効率良く再加熱出来なくなります。

循環しているお湯が、設定した温度まで到達出来ていないとセンサーが感知すると、その設定温度まで上昇
させる為に、 膨大な余剰エネルギーをどんどん使って、設定温度を目指します。特に冬場は循環しているお湯の温度が下がりやすいので、さらに余剰エネルギーは費やされて行くでしょう。

 
れでは、スライムの場合、どのくらい余剰エネルギーを使うのでしょうか? (熱交換ロス)

左の図のようにスライム・バイオフィルムが1.2mmつくと、「消費エネルギー」は約25%上昇します。 バクテリアがバイオフィルム化して、1.2mmになる期間は、最短でほんの数日間です。(4日-5日程度)

季節、入浴者数などにより変化しますが、水中のアンモニア(NH3) ※「(N)窒素濃度」 が上昇すると、バクテリアはそれをエサにして繁殖スピードはさらに加速されます。また、スライム・バイオフィルムは熱交換器内だけのお話ではなく、配管内(連通管含む)にも、もちろん生成されます。
  これがバインダー(結合成分)となり、温泉の「鉱物」(カルシウム・マグネシウム等) が混合されると事態はさらに深刻になって行きます。


 

図の様に、ほとんどのケースは有機物 (粘性物) が設備内・配管内に付きはじめ (ぬめり程度)、それを抱きかかえる様に、温泉成分のカルシウム・マグネシウム・鉄・マンガン・硫黄(不溶性)が混合され始めます。 

ほとんどの施設様は「耐熱塩ビ」で配管されているかと思いますが、ご存知の様に「塩ビ」は樹脂(プラスティック)であり、イオンを持ちません。従いまして、+(プラスイオン)を持った鉱物のみが配管内に堆積する事はあり得ません。

一度カルシウム等をスケール化(組織化) させてしまうと、スライム(有機物)

は鉱物と混合され、殺菌剤の有効成分が効率良く内部にまで浸透出来ません。こうなってしまうと、塩素剤(殺菌剤)も過酸化水素も、この硬化した不要物を除去する事は出来なくなります。
 
 
写真は、配管の状態を可視化出来る透明な「サイト管」です。ご覧になればわかる様に、すでに、「ぬめり」が付いてバクテリアが繁殖しています。これをバインダーにして「鉱物」が混合され、やがて硬化していきます。これを繰り返しながら「層」が出来て行きます。

まり、配管・設備内に 「粘性物 (ぬめり) をいかに付着させないか」が最も
重要なファクターとなり、また、省エネ・レジオネラ感染のリスク回避となります。私たちが推奨する高機能殺菌剤「CALFA SPAC」でろ過器、熱交換器、配管内に1日1回「SPAC水」を流して、リセットする事をお勧めしているのは、こう言った理由があるからです。 (推奨殺菌剤 CALFA SPAC)


 
れでも付着・堆積させてしてしまった設備・配管の施設管理者様にCALFA NSSが大変喜ばれています。

なぜなら、CALFA NSSは、有機物」(バクテリア)の除去と、「スケールの除去」が一度の工程で同時に行えてしまうのが最も優れた利点・特徴だからです。
有機物を徹底的に分解して、泡をキャリアとして水中に放出させます。 除去されたバクテリア・バイオフィルムはCALFA NACの分解効果によって水中に溶け込んでいきます。除去されたスケールは比重が重いので、浴槽底部、ろ過器の2点に堆積されます。
 


 
  NSS_PDFカタログ SPAC_PDFカタログ 投入量早見表 ※随時、アップデートして行きます。「お気に入り」に追加して下さい。
 


 
     
 
浴槽 (戻り吹出口) 設備・配管からバクテリア溶出
 
分解された有機物は浴槽の「ヘリ」に集まります
 
     
 
CALFA NSSシステムによって次第に分解されて行く
 

 
 
水面を浮遊するバイオフィルム
 
 
浴槽の 「ヘリ」 に集まる除去されたバイオフィルム
 
 
排水直後のバイオフィルム
     
 
大量の有機物を激しく分解するCALFA NSS
 
ヘアーキャッチャーに堆積したバイオフィルム
     
※重曹泉(炭酸水素ナトリウム泉)は、比較的「スケール」「スライム」は生成・付着しにくいが 「全くされない」 と言う訳ではございません。

 

   
 
 
製品の 「技術」「価格」「施工の方法」等に関しましてお気軽にお電話ください。 一般の方には、弊社の 「洗浄剤」・「殺菌剤」の 両方を ご使用いただき行政の指導に沿った「正しい知識」と「高い衛生意識」をお持ちの 『安全で模範的な施設』 をご紹介出来ます。